SSブログ

都会のキャッチセールス


私は普段、関西に在住しているのですが、年に3〜4回ほど東京へ出かける事があります。
用事で赴く事が多いのは渋谷で、ついでに娯楽目的で秋葉原へ寄り道する事が多いんですね。

img220.jpg

イケている街「渋谷」で用事を済ませ、オタクの聖地「アキバ」で、はっちゃけすぎない程度に遊びを満喫する。有意義な東京旅行ができるよう、スイッチのON・OFFをはっきりさせた旅程を練るのが、けっこう楽しい。

そうして立てた予定を消化しながら、充実した時間を過ごすわけですが、高確率で横やりが入ってしまう事があるんですよね。

都会のキャッチセールスの事です。
私は「シブヤ」と「アキバ」どっちの街でも、絡まれた経験があります。

慣れない土地で一人、キョロキョロしながら覚束ない足取りで行動している事もあり、引っ掛けやすい余所者だと思われてしまうんだろうか?
もしくは外見が弱々しいが故、チョロそうな雰囲気が出ているのかもしれない。

絡まれて良い事はほとんど無いのですが、高い頻度で話しかけられ続ける結果、興味深い発見をしたので、今日はそれを記事にします。


kugirisen.jpg



流行の最先端を行く街「シブヤ」と、アニメやゲームの街「アキバ」。
ある意味、正反対な特徴を持つように思える両者。その街の雰囲気に合わせて、キャッチセールスをする人の雰囲気も正反対という事に気がついた。

アキバのキャッチセールスは「あのぉ〜、もしお時間宜しければ、お話よろしいでしょうか……」といった口調で、下手に出て話しかけてくる。アキバの客層といえばオタクのイメージが強いが、キャッチセールスをする人も、少しオタクっぽい雰囲気で話しかけてくるのだ。

img216.jpg

地味目で優しそうな印象なので、人によっては同類のアキバちゃんだと思い込んで、警戒心を削がれてしまうかもしれない。

ちなみに撒くのは簡単で「話を聞く時間がない」と言い切ってしまえば、すんなり諦める。アキバの客層的に、付き纏いすぎる人は敬遠されるから、キャッチセールスもあっさりしているのだと思う。

ところが、渋谷のキャッチセールスは違う。
押しが強くて、とにかくねちっこいのだ。低姿勢なアキバとは対照的に「ハイハイ、そこのお兄さん! ちょっと話聞いてよ!」という軽い感じで話しかけてきて、一方的に怪しい勧誘の話をし始める。

img217.jpg

さらに面倒なのが、目線を合わせず「時間も無いし、興味も無い」と言って早足で歩き続けても、話を止めずに50mくらいストーキングしてくる所だ。強い勢いで、明るい雰囲気で話しかけてくるので、ノリの軽い若者であれば、うっかり話に耳を貸してしまいそう。

好奇心旺盛な若者が集う渋谷に合わせて、楽しそうな活気のある雰囲気を装ってキャッチセールスを行っているのではないか、と思う。

img218.jpg

ゴリ押しに特化した「渋谷のキャッチセールス」と、下手に出て警戒心を削ぐ「アキバのキャッチセールス」。同じキャッチセールスながら、街によって雰囲気が全く異なるというのは、興味深い発見だった。

まだ行った事はないが、もしオフィス街が立ち並ぶ新宿に行けば、ビジネスマン向けの雰囲気でキャッチセールスをされたりするのだろうか?

img219.jpg


kugirisen.jpg


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

広告
広告

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。