夕日に感情をぶつけた話
この前、平日の夕方にスタバへ寄った時の事だ。
場所は大阪梅田のビル6階で、なかなか洒落た店だった。
日時的にサラリーマンやOLの姿が目立ったが、多く見かけたのは学生の姿である。
3〜4人くらいの大学生達が、集団で笑談を飛ばしていた。
「学校帰りに、少しみんなで休憩していこう」というような理由で立ち寄ったのだろうか。
たった一人、就職活動をするモチベーションを上げるべく、カフェで履歴書作成を試みる私にとって、こういう楽しそうな雰囲気は羨ましすぎる。
自分の作業に集中しようと試みるが、他人の会話が気になり、ついつい耳を傾けてしまう。
「就職決まったー?」
「みんな決まったねー」
「来年から社畜とか嫌やわー」
「単位も取ったし、明日も遊ぼうぜー」
「wwwwww」
聞くんじゃなかった。
と思いながら、気分転換にテラスへ出る。
地上6階のテラスゆえ、眺めが良い。
ちょうど夕方だったので、夕日がとても美しかった。
本当に見事な輝きが、くよくよ塞ぎ込む私を励ましてくれているかのよう。
しかし、物事が上手く進まない陰鬱な気分だと、かえってこう叫びたくなるのだ。
「夕日のバカヤロー!」
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